ショールーム企画設計では心理学の印象操作を最大限に生かす
ショールームの企画設計では心理学における印象操作を最大限に生かすことで、店舗に対しての良い印象を与えるだけではなく、購買意欲を高めることにもつながります。
実際に具体的な印象操作とはどのような物なのでしょうか。
例えば、棚の陳列に心理学を応用して顧客に関心を持たれやすい旬のアイテムや、メディアで話題となったアイテムなどを陳列すると、顧客になる可能性は高くなります。
展示方法により顧客獲得率は多少異なるだけではなく、商品への関心の高さに関しても大きく変動するため、ショールームでの展示や棚の位置、顧客との商談スペースの確保は重要です。
また、リラックスできるようにある程度の広さを確保することや、店員と直接目が合わないようにするなどの配慮も必要となります。
店舗の状況は思っているよりも大きいため、確認してから企画を微調整することが必要です。
納得できる形で社内の人たちが安心して利用できるようすることも必要といえます。
VRで体験する機会を企画するショールーム
ショールームというと従来は実際に足を運んで確認するものでしたが、近年はVRで体験する企画に注目が集まっているのではないでしょうか。
VRは文字通りバーチャルリアリティのことで、日本語だと仮想現実、つまりは仮想空間にショールームを作って体験する没入型の仕組みを指します。
ゲーマーであればゲームでおなじみですが、近年はアトラクションなどのイベントにも用いられており、住宅のショールームのウォークスルーでも活用されています。
従来のウォークスルーと異なるのは、視点の変更の自由度が高く、首の向きや傾きに併せて映像も変化することです。
仮想的とはいえ直感的にショールームの世界に入り込めるので、企業が見せたいものが見られますし、練り込まれた企画であればリアルを忘れるほどの没入感が得られます。
大切なのは映像表現をリアルにすることですが、それよりも違和感を感じさせないこと、スムーズな視点移動や酔わない工夫などにポイントがあるのではないでしょうか。